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第57回定例研究会

2011年12月14日18:30〜20:30
和食居酒屋 咲くら お茶の水店


私の見つけたユニバーサルデザイン大会「テーマ『道具』」


1)私の見つけたユニバーサルデザイン発表(10名程度)
2)参加者の皆様による投票
3)表彰及び賞品の授与

第56回定例研究会

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2011年11月30日18:30〜20:00
新御茶ノ水ビルディング 5階 日本出版会議室


テーマ「サイン光源のLED化とは何か、メリットと課題」
アール・イー・アイ株式会社 萩野美有紀氏


ここ数年サイン光源のLED化が進んでいる。さらに原発問題をきっかけに、鉄道サインではLED化のスピードが早まると思われる。省電力性能だけではなく、従来の蛍光灯光源と比較してどんなメリットがあり、課題は何か。2008年の東京地下鉄副都心線開業時のサインのLED化をはじめ、高齢者や色弱者にとってのLEDサインの見え方調査を行った経験をもとにお話したいと思います。

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第55回定例研究会

2011年10月26日18:30〜20:00
新御茶ノ水ビルディング 5階 日本出版会議室


テーマ「院空間におけるエモーショナルユニバーサルデザイン研究」
アクシスデザイングループ 山田幸太氏 吉田栄二氏 皆川雄一氏


デザインコンサルタント会社アクシス(以下アクシ ス)と井上眼科病院スタッフと共同し、従来の改良・改善型のユニバーサルデザインではなくプロダクトデザイン開発で用いられる「ヒューマンセンタードデザイン」を応用し、生活者 視点でのUD開発を実施。アクシスが事前ヒアリングを行った際、「入院病棟の 病室に眼科ならではの工夫が欲しい」、また「手術前後の緊張した患者に対してリラックスや癒しを与える工夫が欲しい」といった視点が出たためアクシスがもつ様々なデザインの知見をベースに井上 眼科病院と協業し「病棟におけるUD研究」を行いなが ら今後のユニバーサルデザインに求められる新たな価値の検討を行った。井上眼科病院の施設で実施されている機能的なユニ バーサルデザインのみならず、今後求められてゆくであろう、感性価値=エモーショナルユニバーサルデザインに着目し、新たなUDの価値を創出するとともに「セルフオブザベーション(体験型調査)〜アイデア 創出」にいたるまでの手法や実施内容を分かりやすく 紹介する。

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第54回定例研究会

2011年9月28日18:30〜20:00
井上眼科病院 18階会議室


テーマ「ユニバーサルファッション 衣服の可能性〜自分らしい生活を作るために〜」
株式会社Peace21 佃由紀子氏


衣服は人間と社会をつなぐ記号であり、自己とはなんなのか、社会とどうかかわっていくのかを日々の暮らしの中で考えさせ、発信し続ける道具です。自分らしく生きるために、生活に用いる衣服・道具の可能性を皆さんと考えます。

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第53回定例研究会

2011年8月31日18:30〜20:00
井上眼科病院 18階会議室


テーマ「健やかなまちづくり」
交通エコロジー・モビリティ財団 松原淳氏


バリアフリー、ユニバーサルデザインなどのまちづくり手法は意味があるものの、あくまでも手法であり、それが目的であってはならない。まちづくりは、もっと大きな視点でグラウンドデザインを考えて、誰でも不満はあっても納得でき、無理のないまちをつくらねばならない。また、まちづくりは何年もかけて積み重ねなければならず、子供や孫に受け継がねばならない持続的なまちづくりをしなければいけない。これまで携わったなかから思いの丈を発表いたします。

第52回定例研究会

2011年7月27日18:30〜20:00井上眼科病院 18階会議室


テーマ「音環境のユニバーサルデザイン〜公共空間の設計デザインからコンサート企画まで〜」
フェリス女学院大学 船場ひさお氏


バリアフリーデザインやユニバーサルデザインにおいて、音に関するデザインは一般的に立ち遅れていると言って過言ではない状況にありますが、公共空間においても少しずつその必要性や重要性が認識され、実際にデザインされる機会も増えて来ています。今回の研究会では、そもそも音環境のユニバーサルデザインに求められるものはどんなものなのかについて、実際に毎日一人で街を歩いている視覚障害者や高齢者を対象に行った調査やアンケートを元にしながら考えていきます。また聴覚障害者をも念頭に置いた音のユニバーサルデザインについて、昨今の日本音響学会を中心とする活動/調査研究について紹介しながら検討します。さらに最近始めた、誰もが楽しめるコンサート企画、つまりコンサートのユニバーサルデザインについての展望について紹介し、皆様のご意見をいただきたとい思います。

第51回定例研究会

2011年6月22日18:30〜20:00井上眼科病院 18階会議室


テーマ「ユニバーサルデザインで生まれ変わる介護施設」
ケアスタディ株式会社 間瀬樹省氏


介護施設は介護を受ける方向けの特殊空間と考えられ「特別な人向けのデザイン」が長く行われてきた。近年、利用者の居住性に着目し、家庭的なデザインを採用する風潮となっているが、対応が十分であるとは言えない。今回は「使える人を増やす」というユニバーサルデザインの考え方で、設計に取り組んでいる事例を紹介する。特殊対応でなく使える人を増やすというアプローチで、利用者も、介護職員も満足度が高まり、利用者のリハビリテーションも実現しているという例を紹介し、今後介護施設におけるユニバーサルデザインの有用性を示したい。

第50回定例研究会

2011年5月25日18:30〜20:00井上眼科病院 18階会議室

テーマ「扉のUDって、引戸にするだけでいいの?」コマニー株式会社 高橋未樹子氏

一般的に扉のUDといえば、段差を無くして引戸にすればいいと言われています。この「使いやすい」と言われている引戸に対し、
  ①どうやって使っているのだろうか
  ②困っていることはないのだろうか
  ③あるとすればどうすればいいのか
ということで、石川県工業試験場や石川県リハビリテーションセンターと共同で肢体不自由者を対象とした検証を行いました。その結果、課題も見つかったので、その課題と解決方法について報告したいと思います。

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第49回定例研究会

2011年2月23日18:30〜20:00
井上眼科病院 18階会議室


テーマ「福祉機器とユニバーサルデザイン」
パラマウントバッド株式会社 八木剛氏


当社製品の対象者は、様々な疾患や身体状況の患者であり、さらにそれらを操作する医師、看護師であり、加えて、その行為が日常的であったり、緊急時であったりする。現在は「ひとりでも多くの方の満足を目指して」というスローガンのもと製品開発に取り組んでいる。
取り組みは、3つの活動「広める」「創る」「学ぶ」で実施している。一から社員で立ち上げたユニバーサルデザイングッズのショップ運営から、展示会出展などこれまでの活動は多岐にわたった。
製品開発においては、ユニバーサルデザインの評価方法(評価システム・評価項目抜粋紹介)を確立し、各種製品開発(製品事例3点紹介 歩行器・IVスタンド・介護ベッド)に活かしてきた。継続することも重要であるが、今後の課題としては、視点と発想をいかに成長させていくかであり模索中である。

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第48回定例研究会

2011年1月26日18:30〜20:00
井上眼科病院 18階会議室


テーマ「井上眼科クリニックのUDデザイン検証」
東京理科大学 松田雄二氏


皆様もご存じの通り、井上眼科クリニックの新外来棟は、設計段階から利用者の皆さんへのヒアリングやアンケートを通じ、使いやすいことを目標に設計されています。
今回、井上眼科クリニック様の全面的な協力を得て、特にロービジョンの方々にとってそれらのデザインがどれだけ有効なのか、検証を行いました。具体的には、ロービジョンの方々とそれ以外の方々に「アイマークレコーダ」と呼ばれる、どこを見ているのかが判別できる器機を装着して頂き、院内を歩行した際の視点の動かし方と注目している点の比較を行いました。
今回の研究会では、「速報」に近い形ではありますが、その検証結果の報告を行いたいと思います。

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担当:井上眼科病院内 担当 千葉マリ

私達は診療空間や屋内外の空間のユニバーサルデザインについて学び、研究・調査し、発信する、様々な職種による研究会です