第136回定例研究会

 

2020年12月2日

Web形式での開催(Zoom)

高橋正則 氏

JR東日本 東京工事事務所

中央線御茶ノ水駅は、中央緩行線(総武線)と中央快速線の乗り換えや、地下鉄との接続もできる交通拠点の一つであり、周辺に多くの病院があるという特徴があります。一方で、バリアフリー設備が未整備であることが課題となっておりました。また、当駅は東西を聖橋と御茶ノ水橋、南北を茗溪通りと神田川に挟まれた狭隘な位置に立地しており、バリアフリー設備等は、非常に難易度の高い大規模な工事となります。

今回の講演では、昨年1月に使用開始しました御茶ノ水駅バリアフリー設備等工事の進捗状況等をご説明させて頂きます。また、昨今のコロナ禍における弊社の取組みやご利用状況等についても可能な範囲でお話しします。

第135回定例研究会

2020年 10月 7日(水)

Web形式での開催(Zoom)

西本泰三さん 氏

三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所

視覚関連材料を中心に、当社保有素材をユニバーサルデザインの視点を交えてご紹介します。視覚関連材料の中でも、特に光の波長をコントロールすることによって、色のコントラストが向上し、見る対象物がくっきりみえる、NeoContrastTMレンズについて詳しくご紹介します。開発に至る経緯から、本レンズを使って頂いたときに、様々な生活シーンで実感する価値、本レンズを使って頂いている方々の声、晴眼者、弱視患者を対象としたコントラスト感度の調査結果、などをご紹介します。また、弱度の色弱者のサポートを志向した新しい色覚検査の取組みについても触れます。これらの新しい素材、技術の開発を例にあげながら、多様な人々がみな快適に暮らしやすくなることを追求するというユニバーサルデザインの考え方が、化学メーカーの素材開発を進める上でも、とても重要な視点であるとの気づきについてお話しできればと思います。

第134回定例研究会

2020年 6月3日(水)

Web形式での開催(Zoom)

今回は、複数の方にパネラーになって頂き、コロナ前後の仕事や生活の変化や問題点などについて1人5分位プレゼンを行っていただき、その後質疑をチャット形式で行うという形です。

テーマ:新型コロナウイルス前後の変化、問題点など
パネラー:医療について(井上賢治さん、柏瀬光寿さん)
建築について(桑波田謙さん、間瀬樹省さん)
仕事と生活について(原利明さん、武者圭さん)

各テーマで20分、最初の10分でパネラー2名(1名5分)より講演、残り10分質疑(チャット形式)で実施します。

第133回定例研究会

2020年 2月 5日(水)

お茶の水・井上眼科クリニック 新御茶ノ水ビルディング3F会議室

石原純子 氏、 井上賢治 氏

医療法人社団済安堂 井上眼科病院

講演内容石原氏が勤務している井上眼科病院グループは、眼科に特化した全国でも数少ない大規模な
専門病院である。当院は石原氏の入職当時、視覚障害者の雇用をしていなかったが、視覚障害を有利に活かせる職場の提供ができないかという視点で、雇用が始まった。2015年ロービジョン学会において、当院理事長が全国28の眼科医療施設を対象にアンケート調査を実施したところ、視覚障害者を雇用している施設は当院のみであった。
そこで今回は、以下を中心にお話します。
1.  眼科専門病院での視覚障害当事者の新しい職域確立のため、病院で取り組み(井上賢治 氏)
2. 石原の現在の業務内容、就労継続のためやっていること、自身の就労経験から思うこと、当院で行っているロービジョン患者の生活の質の向上を目指した活動などを紹介します。(石原純子 氏)

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担当:井上眼科病院内 担当 千葉マリ

私達は診療空間や屋内外の空間のユニバーサルデザインについて学び、研究・調査し、発信する、様々な職種による研究会です