第153回定例研究会
2025年 6月 5日
Web形式での開催(Zoom)
講師:高橋 和人 氏
所属:特定非営利活動法人里・つむぎ八幡平
これまで日本の福祉は、高齢者・障害者・子供なども含めそれぞれ縦割りでほぼ関わることなく運営されてきました。しかし、福祉に関わりしばらくすると、そのやり方が本来あるべき人の生活の在り方なのだろうか?という疑問が浮かびました。
母の認知症発症をきっかけに独立を決心した時、いずれ将来的にはいろいろな人たちが関わることのできる施設が実現できないだろうかという思いも抱いていました。当初は認知症に対する偏見も強く、運営に苦労した時期もありましたが、現在ではかなり理解が進んでいると感じますし、共生型サービスも少しずつ浸透しています。
八幡平市はもともと農業と観光が主の町です。日本全国どこも一緒ですが、農業は後継者がなく耕作放棄地が増加の一途を辿っています。もし、その農業の担い手として障害者が活躍できたらその地域に新たな活性空間が生まれることになります。そして、高齢者の多くは農業を生業としてきた方々がほとんどです。農業を通した触れ合いと、循環の中から見えてくる命の流れのような物が表現できたらと思います。
第152回定例研究会
2025年 4月 10日
Web形式での開催(Zoom)
講師:Dr.HENRY TSANG ヘンリー・ツァン 准教授/工学博
所属:ATHABASCA UNIVERSITY アサバスカ大学 理工学科建築学部
カナダの医療福祉建築について講演を行います。
主な研究として、IDEA (Inclusion・Diversity・Equity・
Accessibility)、医療福祉施設の設計、特に健康と福祉の建築環境が
高齢者と障がい者へ及ぼす影響に焦点をあてており、コミュニティを中心とした
プロジェクトの開発にも尽力されています。
針馬 由紀子第151回定例研究会
2024年 2月 13日
Web形式での開催(Zoom)
講師:針馬 由紀子氏
講師プロフィール:
介護福祉士・介護支援専門員・保育士・日本語教育能力検定試験合格・『入門・やさしい日本語』認定講師
・製紙会社 研究所勤務 酵素遺伝子配列研究他
① ケアマネの業務
介護認定更新申請の代行/国民健康保険団体連合会への請求業務(給付管理)/利用者の状況確認
(モニタリング:最低月1回)/利用サービスの調整/サービス担当者会議/サービス利用票・
提供票作成、交付/・病院その他施設への連携/看取り/各種記録・・・等
②仕事で得られたもの
【良かったこと】
人が生きていくために必要なことが、色々分かったこと(自分事として考える/血縁、地縁、知縁、
つながる糸は多いほうがいい/障害福祉・生活保護制度その他フォーマル・インフォーマルサービス
の内容の理解/加齢・認知症など多様/家具、住宅、福祉用具等の環境調整の大切さ/
素晴らしい専門職が一杯!・・・ )
【苦労したこと】
ケアマネの仕事が多岐にわたり、忙しすぎること(作成書類が非常に多い/急な体調変化
などに対応するために、気が休まらない/カスタマーハラスメント対応・・・)
③新たな取り組み・・・居宅介護支援事業所事務職員雇用支援事業の活用