2008年11月26日 第22回定例研究会開催報告

第22回研究会の様子.jpg第22回定例研究会

2008年11月26日(水)18:30〜20:00

井上眼科病院18階会議室

参加者 42名

 

勉強会「誰にでも伝わるユニバーサルプレゼンテーション」

デザイナー 磯村歩

 

今回は富士フィルムのデザイナー磯村歩さんに、プレゼンテーションのユニバーサルデザインについてお話していただきました。磯村さんは、プロダクトデザイナーとしてカメラや機器のデザインに関わってきましたが、ユーザーは戸惑わずに使っているのだろうかという疑問を持ち、実際の利用者を招きユーザビリティーテストを行うようになりました。次第にいわゆる健常者と呼ばれる人以外に興味が移り、その中で個人の活動として友人の方々とプレゼンの分かりやすさについて研究し、本にまとめられたのだそうです。

ユニバーサルデザインについて、現状の便利商品や環境配慮商品までユニバーサルデザインと一括りで語られることに違和感を覚えるとのこと。また、障害者を基点に発想したユニバーサルデザインを考えてみたいとのことで、手話や字幕などの幅広い効用についてご紹介いただきました。

プレゼンテーションのデモンストレーションでは、普通に画面と言葉を使ったプレゼンテーションと言葉だけのプレゼンテーション、画面だけで言葉は音を発しない(いわゆる口ぱく)プレゼンテーションの3種類を実演いただきました。これは、視覚情報と音声情報が無くなったらどうなるかを実体験するためのものです。視覚情報が無い場合には画像情報をいかに具体的に紹介することが出来るかが大切、また音声情報が無い場合にはジェスチャーや画面の文字を効果的に使って伝える必要があることともこと。そしてこれらの配慮を行う事は特性を問わず他の人にとってもわかりやすくなるということを説明していただきました。


最後には世界の著名人のプレゼン方法なども紹介していただき、通常の勉強会とはかなり違った内容でしたが、興味深く大変勉強になるお話しを聞くことが出来ました。(事務局)