2026年 2月3日開催 第157回定例研究会

第157回定例研究会

2026年 2月 3日

西葛西・井上眼科病院、及びWeb形式での開催(Zoom)

講師:井上賢治
所属:医療法人社団 済安堂 井上眼科病院グループ 理事長

西葛西・井上眼科病院は、2025年3月に開院10周年を迎えました。2015年の開院にあたっては、
それまで3か所に分散していた病院施設を統合し、移転のうえ新病院を開設することを目的に、
医師、メディカルスタッフ、建築家、インテリアデザイナー等からなる新病院開設チームを組織し、
患者調査も実施しました。  
 既存病院の課題として、院内動線が分かりづらく、「どこで何をするのか」が不明確、案内サインが
見つけにくい、車いす利用者にとって使いにくいなどが挙げられました。また、西葛西・井上眼科病院は
地域密着型の病院であり、重症患者や高齢者、小児が多いという特徴があります。さらに、東日本大震災の経験を踏まえ、西葛西地区が低地であることから、耐震性の確保や津波を含む災害対策も重要な課題として加えました。
病院の主な特徴は、
①入院、一般外来、小児外来、コンタクトレンズ外来を分離した ワンウェイ(一筆書き)動線
②五感を活かしたユニバーサルデザイン、音・光の活用、
③お茶の水・井上眼科病院のユニバーサルデザインを踏襲し、スパイラルアップさせた設計
④災害に強い病院づくり
の4点です。これらの取り組みが評価され、医療福祉建築賞2016準賞を受賞いたしました。  
 今回は、現地見学およびZoomによるライブ見学を予定しています。開院から10年を経て、高齢者や小児に
加え、海外の方や社会的弱者も含めた多様性に配慮した、よりインクルーシブな病院のあり方を
今後検討していく段階にあります。ぜひその視点からも、実際の空間をご体感いただければと思います。

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担当:井上眼科病院内 担当 千葉マリ

私達は診療空間や屋内外の空間のユニバーサルデザインについて学び、研究・調査し、発信する、様々な職種による研究会です