2018年10月3日開催 第125回定例研究会

第125回定例研究会

2018年10月3日(水)

お茶の水・井上眼科クリニック 新御茶ノ水ビルディング18F屈折矯正外来

丹羽太一氏 東京大学経済学研究科REDDY特任研究職員
丹羽菜生氏 中央大学研究開発機構機構助教・一級建築士

ライフタイム・ホームズは、もともとは必要に応じて車いすでも住めるようになる住宅について考えられた設計基準です。しかし、実際に車いす生活になった設計者が車いすで住むための自分の住宅を考えてみたら、そこには基準には現れない、自分にとってのつかいやすさもあることに気づきました。車いすでの自分の生活に合わせた住宅を設計する過程を追っていくと、普通の住宅での生活に困難がある人が自分に合った家をつくることは、実は多様な人が住みやすい住宅を考えるためのヒントがたくさん詰まっているのではないか、そして、自分に合った家を考えることは、本当は誰にとっても大切なのではないか、と考えるようになりました。ライフタイムという時間で家を見れば、住むということは生涯積み重ねられて自分のライフスタイルをかたちにし、自分に合った家をつくりあげていくことにつながります。ライフタイム・ホームズは、まずこれから先も困ることがないように最低限の備えをすることで、それが長く住み続けられる住宅になるよう考えられています。さらに、住む人の工夫が加えられていくことで長く残され、誰もが住みやすい住宅として地域の財産になる、そんなヴィジョンをお話しできればと思います。