2016年4月13日開催 第107回定例研究会

第107回定例研究会

2016年4月13日18:30〜20:00

お茶の水・井上眼科クリニック 20階 第4ラウンジ

テーマ「アクセシブルデザインという発想〜目からウロコのモノ・コト作り〜

星川安之氏 公益財団法人共用品推進機構 事務局長・専務理事

 より多くの人が使える製品・サービス・環境を、国際標準化機構(ISO)で、「アクセシブルデザイン」と定義したのは、2001年にISOから発行された「ISO/IECガイド71(規格作成者のための高齢者・障害のある人たちへの配慮設計指針)」でのことです。
 本ガイドの作成を提案し議長国を担ってきた日本では、1990年から障害のある人、高齢の方々への「日常生活における不便さ調査」を繰り返し実施し、その解決策を日本工業規格(JIS)として可視化してきたことの延長線にあるのがこのガイドです。
 現在日本では、37種類のアクセシブルデザインに関するJISが制定され、
さまざまな製品・環境に使用され、市場規模は3兆円に達しています。
 不便さ調査は、「良かったこと調査」へと発展し、対象は製品・環境から
ソフト面でのサービスまで広がってきています。私の所属する共用品推進機構では、2005年に日本で行われた万博、愛・地球博の日本館では、高齢者及び障害のあるひとへの応対に関するガイドを作成、研修を行い、その後のスペイン、中国、韓国、イタリアで行われた万博でも活用され、現在組織委員会が作成している2020東京パラリンピックのアクセシビリティガイドにも反映される予定です。
 ハード、ソフト両面から、アクセシブルデザインの現状と今後についてお話しさせていただけたらと思います。